スーパー牛さんパワー!

今日Ubuntuaptitudeを使ってパッケージのアップグレードをしていた時のこと。


aptitudeに渡すオプションをtypoしてしまい、長々とコマンドの使用方法が表示されたのですが…、

$ sudo aptitude upgrate
不明なコマンド "upgrate"
aptitude 0.4.9
使用方法: aptitude [-S ファイル名] [-u|-i]
...

出力の最後の方を見ると、

...
この aptitude にはスーパー牛さんパワーなどはありません。

…へ?


スーパー牛さんパワー?


おいおい、aptitude先生の頭も夏の暑さでやられてしまったのか?



とりあえず、aptitudeの出力を翻訳した人の頭がアレだったのかなぁと思い、LC_ALL=Cで実行してみると、

$ LC_ALL=C sudo aptitude upgrate | tail -1
This aptitude does not have Super Cow Powers.

どうやらaptitude先生の頭は元からやられt(ry



その後、このスーパー牛さんパワーって一体何?ということをTwitterに書き込んでいたら、@smlyが以下の発言をしていました。

http://twitter.com/smly/statuses/880981633

%apt-get moo


こ、これは…。


早速実行。

$ apt-get moo
         (__) 
         (oo) 
   /------\/ 
  / |    ||   
 *  /\---/\ 
    ~~   ~~   
...."Have you mooed today?"...

まさか…、これが牛!?
どうやら、apt先生にはスーパー牛さんパワーが備わっているようです。


実際、apt-getを引数なしで実行してみたところ、以下のメッセージが出ました。

$ apt-get | tail -1
This APT has Super Cow Powers.

こんな意味不明なことを公言するなんて、流石apt先生
一生あなたについていきます。



実はこの「スーパー牛さんパワー」、イースターエッグと呼ばれるジョークなのだそうです。
プログラムに実際の機能・目的とは無関係なメッセージを埋め込むという、一種の遊びです。
こういう遊び心っていいですね。



おまけ。

aptitudeが使える環境の人は、以下のようにコマンドを入力していってみて下さい。

$ aptitude moo
$ aptitude -v moo
$ aptitude -vv moo
$ aptitude -vvv moo
...


きっと笑えるはず。



何が表示されるのか今すぐ知りたい人は以下を見てね。





$ aptitude moo
このプログラムにはイースターエッグ (隠し機能) はありません。
$ aptitude -v moo
このプログラムには本当にイースター・エッグはありませんよ。
$ aptitude -vv moo
このプログラムにイースターエッグはないって言わなかったかい?
$ aptitude -vvv moo
やめてくれ!
$ aptitude -vvvv moo
わかった、わかった。あんたにイースターエッグをあげればどっか行ってくれるかい?
$ aptitude -vvvvv moo
わかったよ。あんたの勝ちだ。

                               /----\
                       -------/      \
                      /               \
                     /                |
   -----------------/                  --------\
   ----------------------------------------------
$ aptitude -vvvvvv moo
これが何なのか? もちろんウワバミに食べられた象だよ。

こんな感じ。
以降はvをいくら追加しても最後のメッセージが出力されるようです。


結局牛が出てこない件。