gitの使い方のまとめ(簡易版)

gitのインストールから基本的な使い方(ローカルでの操作)の入門みたいなものです。
覚書程度に書き残しておきます。

  • gitとは何ぞや?
  • gitのインストール
  • gitの初期設定
  • リポジトリを作成する
  • リポジトリにファイルを追加する
  • リポジトリのファイルを編集・更新する
  • 各コミットのログや差分を見る

gitとは何ぞや?

gitはソースコードなどのバージョン管理システムです。
SVNなどとは違いリポジトリ(レポジトリ)を複数個所に作って分散管理できるのが特徴です。

http://git.or.cz/
http://ja.wikipedia.org/wiki/Git

gitのインストール

http://git.or.cz/からソースを落としてきてインストールする。
現時点での最新版のバージョンは1.6.0.2。
以下はLinuxでのインストールの例。

$ wget http://kernel.org/pub/software/scm/git/git-1.6.0.2.tar.bz2
$ tar jxvf git-1.6.0.2.tar.bz2
$ cd git-1.6.0.2
$ ./configure
$ make
$ sudo make install

gitの初期設定

ユーザー名やメールアドレスを登録しておく(optional)。

$ git config --global user.name mickey24
$ git config --global user.email mickey24@example.com

設定が$HOME/.gitconfigに追加される。

リポジトリを作成する

projectというディレクトリを作り、それをgitのリポジトリにする。

$ mkdir project
$ cd project
$ git init

project以下に.gitという隠しディレクトリが作成される。

リポジトリにファイルを追加する

foo.txtを新たにprojectリポジトリに追加し、コミットする。
コミット時に'first commit'をコミットメッセージ(編集履歴)として指定する。

foo.txtを用意する

$ git add foo.txt
$ git commit -m 'first commit'

git addの引数には一度に複数のファイルが指定可能。

リポジトリのファイルを編集・更新する

foo.txtの内容を編集し、編集結果をリポジトリにコミットする。

foo.txtを編集する

$ git add foo.txt
$ git commit -m 'modified foo.txt'


リポジトリにファイルを追加するときと同様、更新をコミットしたい全てのファイルをgit addする必要がある(addという名前のせいで紛らわしいけど、git addは更新をコミットするたびに実行する必要あり)。
編集したすべてのファイルをいちいちgit addするのが面倒な場合は、以下のようにコミットの引数に-aを加えればOK。

$ git commit -am 'modified foo.txt'

各コミットのログや差分を見る

リポジトリのコミットログを見るには以下のコマンドを実行する。

$ git log


各コミット間の差分を見るには以下のコマンドを実行する。

$ git log -p


直前2回のコミット間の差分を見るには以下のコマンドを実行すればOK。

$ git show HEAD

以上

リモートのリポジトリとの連携についてはまた次の機会にまとめるかもしれません。


参考:git チュートリアル (バージョン 1.5.1 以降用)
http://www8.atwiki.jp/git_jp/pub/Documentation.ja/tutorial.html